ANALYSIS A-02
2023年のルール変更で何が変わったか
- 分かること
- ルール変更の前後で、試合時間・盗塁・打撃の数字がどれだけ変わったか
- 分からないこと
- 変化のすべてがルールによるものかどうか(選手の入れ替わりなども混ざる)
- 使い方
- 2023年以降の野球と、それ以前の記録を比べるときの物差しに
2023年、MLBは大きなルール変更をしました。投球間の時間制限(ピッチクロック)、牽制球の回数制限、一・二・三塁ベースの拡大、内野の守備シフトの禁止です。前後の数字を比べます。
1試合の平均時間は2022年の3時間6分から、2023年は2時間42分へ、24分短くなりました。盗塁は1チーム1試合あたり0.51個から0.72個に増えています。
01試合時間
02盗塁(牽制制限・ベース拡大)
牽制球の回数に制限ができ、ベースが大きくなって塁間が少し短くなったことで、走者が走りやすくなりました。牽制でアウトになった数(1試合あたり、2015年以降)は0.11から0.12になっています。
03守備シフト禁止とゴロの安打
シフトでいちばん影響を受けていたのは、一・二塁間に引っ張る左打者のゴロでした。禁止後の変化を左打者と右打者で比べると、シフトの効果の大きさが見えます。
04打撃全体
| 年 | 三振率 | 四球率 | 本塁打率 | OPS | 1打席の投球数 | 1チーム1試合の得点 |
|---|
| 2015 | 20.4% | 7.1% | 2.67% | .721 | 3.75 | 4.25 |
| 2016 | 21.1% | 7.7% | 3.04% | .739 | 3.80 | 4.48 |
| 2017 | 21.6% | 8.0% | 3.29% | .750 | 3.83 | 4.65 |
| 2018 | 22.3% | 8.0% | 3.02% | .728 | 3.83 | 4.45 |
| 2019 | 23.0% | 8.1% | 3.63% | .758 | 3.87 | 4.83 |
| 2020 | 23.4% | 8.9% | 3.46% | .740 | 3.89 | 4.65 |
| 2021 | 23.2% | 8.3% | 3.27% | .728 | 3.84 | 4.53 |
| 2022 | 22.4% | 7.9% | 2.86% | .706 | 3.83 | 4.28 |
| 2023 | 22.7% | 8.3% | 3.19% | .734 | 3.82 | 4.62 |
| 2024 | 22.6% | 7.9% | 2.99% | .711 | 3.81 | 4.39 |
| 2025 | 22.2% | 8.1% | 3.09% | .719 | 3.81 | 4.45 |
レギュラーシーズン。2020年は60試合の短縮シーズン。試合時間・盗塁は1990年以降、打席ごとの数字は2015年以降。
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