ANALYSIS A-04

投手は打順の何巡目から打たれるか

分かること
先発投手が同じ打者に2回目・3回目に対戦したとき、どれだけ打たれやすくなるか
分からないこと
疲れによるものか、打者が慣れるからかの区別
使い方
継投のタイミングを考える材料に

先発投手は、同じ打者と2回目・3回目に対戦するほど打たれやすくなると言われます(「打順の巡目の効果」)。2015〜2025年の先発投手の全打席で確かめました。

被OPSは1巡目.712、2巡目.744、3巡目.779。3巡目は1巡目より67ポイント高くなりました。

01巡目ごとの被打撃

巡目打席被打率被OPS三振率四球率本塁打率
1巡目449,061.244.71223.4%7.7%3.10%
2巡目426,283.255.74420.8%7.5%3.32%
3巡目249,531.266.77919.1%7.5%3.61%
4巡目以降10,278.267.74717.9%6.4%2.83%

02時期による違い

時期1巡目2巡目3巡目
2015〜2019年.719.753.788
2021〜2025年.705.733.770

03先発投手は短くなった

先発投手の1試合あたりの対戦打者数19.621.022.423.825.120152016201720182019202020212022202320242025先発投手の1試合の対戦打者数 2015: 24.5先発投手の1試合の対戦打者数 2016: 24.0先発投手の1試合の対戦打者数 2017: 23.6先発投手の1試合の対戦打者数 2018: 22.7先発投手の1試合の対戦打者数 2019: 22.1先発投手の1試合の対戦打者数 2020: 20.3先発投手の1試合の対戦打者数 2021: 21.2先発投手の1試合の対戦打者数 2022: 21.9先発投手の1試合の対戦打者数 2023: 21.8先発投手の1試合の対戦打者数 2024: 21.9先発投手の1試合の対戦打者数 2025: 21.9
先発投手の打席のうち、3巡目以降の割合16.3%19.5%22.8%26.0%29.2%20152016201720182019202020212022202320242025先発の打席のうち3巡目以降の割合 2015: 27.7%先発の打席のうち3巡目以降の割合 2016: 26.4%先発の打席のうち3巡目以降の割合 2017: 25.2%先発の打席のうち3巡目以降の割合 2018: 23.6%先発の打席のうち3巡目以降の割合 2019: 22.7%先発の打席のうち3巡目以降の割合 2020: 17.8%先発の打席のうち3巡目以降の割合 2021: 19.8%先発の打席のうち3巡目以降の割合 2022: 20.9%先発の打席のうち3巡目以降の割合 2023: 21.5%先発の打席のうち3巡目以降の割合 2024: 21.0%先発の打席のうち3巡目以降の割合 2025: 20.5%

3巡目に打たれやすくなることが知られるにつれ、先発投手を2巡目までで代える継投が増えました。巡目の効果には、投手の疲れと、打者が球筋に慣れることの両方が含まれていて、このデータだけでは分けられません。

巡目 = 先発投手がその試合で対戦した打席を9打席ずつ区切ったもの。代打なども同じ打順として数えています。

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